夢を諦めたから夢が叶った話
私は料理が大っ嫌いで
自己管理もできない管理栄養士。
前はそんな自分を自分が許していなかったので
努力で隠して、できない自分を隠していました。
でも、いよいよ体調が悪くなって
何もできなくなったときに
「管理栄養士とか食とか健康の世界向いてないわ」
って思って諦めました。
そこからは
新聞社に勤めたり
事務職に勤めたりして
やっとこれで
食、栄養の世界から離れられる…!
って思って最初は嬉しかったのですが
あれだけ嫌だって思っていた世界なのに
本屋さんに行ったら
自然と栄養や食の本を手にとって読んでいるし
体が喜ぶご飯やさんを探している自分がいるし
栄養に関する面白い話を聞いたら
前のめりで聞いているし
家に帰って更に深い情報を
勝手に調べている自分がいて
あれだけ嫌いで嫌だった
栄養や食の世界で離れて良かった
って思っていたはずなのに
心は栄養や食の情報を
取りに行くんです。
「あれだけ嫌いなのに!!なんでや!」
って思っていたのですが
理由が分かりました。
私は、栄養や食の事が
本当は大好きだったのです。
だけど、
・管理栄養士と名乗るからには
正しい情報をたくさん知っておかないといけない
・自分の栄養すらボロボロなのに恥ずかしくて
人に栄養や健康関係が好きって言えないって
勝手に思っていたし
・食と健康が好きと言うからには
料理がうまくて、栄養バランス良いものを
毎日ちゃんと作らなければならない
って、自分の中で
自分を苦しめる法律を作っていたのです。
でも、私はその法律を手放すことにしました。
手放した魔法の言葉は
「そんな自分でよくね??!?!?」
でしたw
そしたら、新しい発想が生まれて
「自己管理ができず料理も嫌いな管理栄養士だからこその強み」
ってあるじゃろ。
って思い立ち
そっから発想がブワ〜〜〜〜って広がり
今は、めちゃ楽しくやりがいある
管理栄養士としての活動が
10年続いております。
「せっかく夢って決めたんだから、叶えないと、続けないと」
って思っていたら
夢の奥にあった
自分の本当の本当の気持ちに
気づきませんでした。
だから私は
夢を諦める選択もオッケーって思うし
諦めた先に見える世界もあるんだよ
ってことを伝えたいなと
思っているのです。
夢って、勝手にすごいことを
言わないといけないって思うし
夢って言ったからには…と思って
必要以上に自分を苦しめてしまうこともあると思う。
そんな方ほど
4月6日に福岡大学で開催する
下町ロケットのモデルとなった
植松努さんとの共同講演会に
来て欲しいなと思っています。
「夢」の概念が優しく変わると思います^^
YouTubeライブ配信、アーカイブ配信もあります!